よくある質問questions

音楽療法を通して他者との関わりを増やすことで「孤独の解消」に繋がり、認知症や鬱などに効果が見込めます。また、歌うことで口や舌を動かすので呼吸機能の維持・改善にもつながります。そして、楽器活動では体を動かすのでリハビリ効果も期待できます。 私が長年音楽療法士として活動する中で一番多く実感しているのは、参加者の「笑顔の数が段々と増えていく」ということですね。

音楽療法はあくまでも「療法」なので、参加者やスタッフが「音楽を学ぶ場」ではありません。 つまり、楽器が出来なくても、歌が下手でも問題ありません！音楽療法で大切なのは「音楽を楽しむこと」です。また、皆さんが使用する楽器は「鳴子」や「タンバリン」などの簡単なものなので、特別な技術は必要ありません。ご安心ください。

基本的に歌唱・楽器活動をメインに行います。音楽療法士が「赤とんぼ」や「上を向いて歩こう」 など誰もが知っている歌をその場の雰囲気に合わせ、歌いやすいようにアレンジして一緒に歌います。曲と曲の合間には「赤とんぼといえば秋の歌ですね。最近、秋を感じることはありますか？」など参加者に言葉を投げかけ、コミュニケーションを図ります。歌唱のあとは楽器演奏。「鳴子」や「タンバリン」を利用し、伴奏に合わせて楽器を鳴らします。 音楽の力で自然と楽しく体を動かすことができますよ。

音楽レクリエーションで大切なことは「その場を皆で楽しむこと」ですが、音楽療法で 大切なのは、「目標を達成させること＋楽しむこと」です。目標は様々ですが、「他者とのコミュニケーションを増やし、社会性の獲得を図る」などが挙げられます。